まずは一番くじファンやワンピースファンの方へ自己紹介をお願いします。

岩倉：はじめまして。今回カイドウとマルコを作らせて頂きました原型師歴20年の岩倉圭二です。

20年とは凄いですね！　どのようなきっかけで始められたのですか？

岩倉：きっかけは友人宅で、竹谷隆之さん（造形家）と、韮沢靖さん（アーティスト）と一緒に『スポーン』や『バットマン』といったアメコミのフィギュアを見せて貰った時ですね。もう、自分でも同じようなものを作りたくて、ドキドキが止まらなくなり粘土をこね始めました。

実際に造型をされてみていかがでしたか？

岩倉：「もうどうしようもない」ってくらいに楽しくて、そのまま２０年ぐらい経ちました。ですが、今でも好きな粘土をこねていると、ドキドキ・ワクワクが止まりません。とても、楽し過ぎて、幸せな毎日を送っています！

だからこそ、お客様も欲しがるんですね！

岩倉：ありがとうございます。ですが、僕だけの力ではなく、作った原型に物凄く素敵な彩色をしてくださった彩色師さんにも感謝です！

ポージングはいつも岩倉さんが考えるのですか？

岩倉：今回はとても素晴らしいデザイン画を用意して頂けたので、そちらを使いました。
凄くカッコ良くて、自分でも信じられないぐらい楽しく作らせて頂きましたので、デザイナーさんに感謝しています！

次回、「魂豪示像」シリーズを担当するならチャレンジしてみたいキャラクターはいますか？

岩倉：ワンピースは物凄く大好きな作品ですので、どのキャラクターでも作ってみたい気持ちがありますね！　
ですが、自分自身で選ぶことよりも、担当者さんから「これ作りましょう！」って言ってくださる時が、最高に幸せでとても興奮する瞬間なのです。ですから、次回の「魂豪示像」シリーズでどのキャラクターを依頼されるのか、今からワクワクしています。

「何が依頼されるのだろう？」という楽しみがあるわけですね？

岩倉：でももし「魂豪示像」シリーズ以外で選ぶとすれば、原作でカイドウの人獣型を見た瞬間に一目惚れしているので、いつか機会がありましたら作ってみたいです！